中国(見えなかった)皆既日食の旅 その1
 2006年に引き続き今年も皆既日食観測ツアーに行った。今回は日本で46年ぶりに観測できるとあってマスコミ等でも大々的に取り上げられて注目を集めた日食だった。しかし見られる場所がトカラ列島ということでどうやって島へ渡るかということがずいぶん問題となった。そこで、トカラ列島の十島村では旅行会社とタイアップして多くの観測者を受け入れることを検討し、名乗りを上げた近畿日本ツーリストがツアーを企画することになった。
 さて、実際日食が見られるのは人口が70人とか100数十人という島でその何倍もの観測者を受け入れるには宿泊、食事、水、下水、医療などインフラから整備しなければならなかった。そんなわけで旅費はかなり高額になることが予想された。私も当初は皆既継続時間が6分を超えるトカラへ行こうと思ったのだが2008年末に近畿日本ツーリストから発表されたツアー代金(30数万から40万を超える)を見てトカラはあきらめることにした。というわけでトカラの半額ほどで行ける星ナビ・クラブツーリズムのツアーに決めた。このツアーには星ナビ社長のO氏も同行されていた。ヨーロッパツアー以来2度目である。

 ところが2009年5月になり新型インフルエンザの流行が頭を悩ませることになった。職場で海外旅行自粛となるかどうか先が見えない状態になったのである。そこで5月上旬まだ空きのあった奄美大島にもエントリーしたのである。幸い事態は収束に向かい中国行きが承認されたのであった。

 今回の皆既日食はインド西部に始まりネパール、バングラデシュ、ブータン、ミャンマー、中国と通過し日本のトカラ列島および屋久島、奄美大島の一部、種子島の一部、硫黄島を通過し太平洋上で終了という日食だった。日本で見られといっても島なのでなかなか観測しにくい日食ではあった。
 さて、梅雨明け宣言が出たとはいえ天候がいまいち思わしくなくどうなることか・・・

 今回は私一人で行くことにしたので預けられる荷物は1人分20kgまでなので大変である。機材は赤道儀、双眼鏡1台、ビデオカメラ、銀塩カメラ1台、デジカメ1台、交換レンズ数本、フィルター各種、フィルム、SDカード等である。スーツケースに赤道儀ではあっというまに20kgオーバーなので今回もエジプト同様登山用のリュックにした。登山用リュックに赤道儀を入れ周りを着替えで包み込みパッキンとし、カメラは手荷物として機内に持ち込んだ。

 なお、2006年エジプト皆既日食はこちらからどうぞ。
 
7月20日(月) 上海〜杭州
成田空港。JL791便に乗った。 さて7月20日、戸塚を5時過ぎの横須賀線の電車に乗った。そして東京駅で成田エクスプレス1号に乗り換えた。
 荷物はキャスターのないリュックとデイパックなので重い。
 第2ターミナルに着きすぐ受付である。私は行きの航空機についてはWEBチェックインで窓側の座席を指定しておいた。クラブツーリズムから日食グラス等を受け取り、クレジットカードのラウンジでコーヒーを飲んで時間をつぶしてから出国手続きをした。まだ夏休みが始まったばかりなので成田空港はすいていた。乗ったのはJL791便上海行きである。出発ゲートは27番。
雲間に富士山。 20日(月)は雲が多く下界は白かった。海の上を飛んでいくのかと思ったら違うんだな。内陸部を飛んでいた。富士山の北側を飛んだので左側の窓から富士山が見えた。アルプスとかは雲の下で確認できなかった。気流が悪いということで中国地方で日本海上にでたので上海到着は15分ほど遅れた。
 さて中国入国に際し、通常の観光旅行では問題にならないのだが、今回は持ち込む3万円以上の観測機材やカメラに課税されるかもしれないとのことだったので機材名(英語で)と価格をメモしておいた。
上海浦東空港。リニアモーターカー。 上海浦東空港にちょっと遅れて到着。機材への課税はされずそのままほぼフリーパスで税関を通って入国。
 現地ガイドの周さんに案内されて上海航空のバスに乗り杭州へ向けて移動開始。途中リニアモーターカーが通過するのを目撃。速い!これは上海浦東空港と龍陽路駅の間約30キロを7分間で走る。最高速度時速430kmだそうである。
中国の農村。 上海から杭州へ向けて移動中。このあたりの農家の作りはみな同じようなものである。こんな感じの農村風景が続く。
杭州市街。杭州市内で交通事故目撃。 杭州市街が見えてきた。杭州は浙江省の北部にある都市で人口600万ほど。
 市街に入ると早速交通事故を目撃。周さんによると中国は交通マナーが相当悪いらしい。赤信号みんなでわたれば怖くない状態だそうである。そんなわけで交通事故も多いそうで、すぐに事故を見られますよといっていたけど、本当にすぐに見られた。
呉山。 杭州で最初に行ったのは「呉山」。ここは「新西湖十景」の一つで城隍山ともいわれ、呉の国の城があったところである。呉は「呉越同舟」の呉である。高さ94mの山で西湖新十景の一つ「呉山天風」である。
城隍閣。城隍閣から杭州市街。 呉山には「城隍閣」がある。西湖の眺めがよくここで食事もできるらしい。少し見えているのが西湖である。4階からの眺めが一番いいらしくそこへ案内された。
何坊街。 呉山から下りて何坊街へ。幅が12m、全長が460mの街で南宋時代の建物を模して造られている。もともと杭州は南宋の都だったのである。お茶や民芸品を売っているお店が建ち並びタイムスリップしたような雰囲気である。それにしても人が多い。
何坊街。何坊街。龍井茶を買ったお店。
 左は何ていうのかわからないけど論語とかお経が書いてあるすだれみたいな巻物。中央はお茶を試飲できるお店。右はお茶屋さんである。ここで中くらいの茶筒で龍井茶(ロンジンチャ)を買った。ずいぶん安かった。もっともC級品らしいけど。でも一級品と比べて飲む訳じゃないからねえ。
しゃぼん玉で遊んでいる。何坊街。 玩具を売っているお店。店番の女の子が売り物のしゃぼん玉で遊んでいる。右も小物を売るお店。

 さて、ここでこの日はおしまい。ホテルへ戻る前に別のホテルのレストランで食事。円卓のテーブルで中華料理である。今回の旅では朝食を除き全て円卓での食事だった。以降中華料理の連続だ。あたりまえだけど。
解放路の夜景。 泊まったのは杭州新僑飯店。けっこうきれいなホテルだった。
 この写真はホテル前の解放路の夜景。20時頃だけど車も人も多い。特に治安が悪いという感じはなく安心して歩けると思う。

  

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