別府(べふ)鉄道

 別府鉄道は兵庫県加古川市の、多木製肥所(現 多木化学)の創設者多木久米次郎が、1921(大正10)年に製品の肥料の輸送のために私費で設立した別府軽便鉄道である。のち1946(昭和21)年別府鉄道と改称している。
 路線は、国鉄高砂線(廃止)の野口から別府港までの野口線(3.7km)と山陽本線土山から別府港までの土山線(4.1km)の2路線があった。


1984(昭和59)年1月31日をもって廃止された。

撮影  1981年5月
使用カメラ ミノルタXE、 フィルム コダクローム64



野口
国鉄高砂線の駅。別府鉄道はここから出ていた。これらの路線は両方とももう無い。
野口
バケットカーのキハ2。この車両は元三岐鉄道のものだった。日本車輌製。
別府港
オープンデッキの2軸ボギー車ハフ7。土山線の貨物列車に連結されて走っていた。この駅のすぐ近くに山陽電鉄の別府駅がある。
別府港の構内風景。
別府港
留置されているハフ7。この車両は元三岐鉄道でさらにその前は神中鉄道(現・相模鉄道)の車両だった。神中鉄道開業時に汽車会社で製造されたハ24である。現在は相模鉄道で保存されている。
別府港
留置されているハフ7。
別府港の近くにある多木化学の建物。軒下に社紋が描かれている。
別府港−中野間
小さなDLに牽かれて土山に向かう貨車とハフ7。
土山駅
山陽本線の土山駅の端に別府鉄道の駅があった。右に別府港行きの列車が止まっている。
土山駅
山陽側の改札を入ると向こうにハフ7が止まっている。
土山駅
ハフ7。ここから別府港まで乗ったのだが車内の写真はなぜか撮っていない。


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