弘南鉄道弘南線   弘前−黒石

弘前市街を抜けると田園地帯となる。岩木山を背景に黒石に至る路線。途中、平賀には弘南鉄道本社がある。

1927年(昭和2年)弘前−津軽尾上間が開業した。1948年には電化され翌1949年から電車運転となった。また、1950年には黒石まで開通した。その後、1970年弘前電気鉄道の営業権を譲り受け、さらに1984年には国鉄黒石線の営業を引き継いだが、こちらはすでに廃止されてしまった。




1988年3月
平賀
クハ3770形クハ3776
1950年日本車輌製
弘南鉄道でもっとも両数の多かった形式。
元東急の車輌だが、その前は国鉄払い下げ車のナハフ14516だった。
1988年3月
平賀
クハ3770形クハ3778
1950年日本車輌製
国鉄払い下げ車ナハ22068、元東急クハ3778。
1987年10月
黒石
クハ16形クハ1614
1925年汽車会社製
元国鉄サハ26059、その後クハ17059,クハ65212,クハ16848,クハ16548と改番を繰り返し、鶴見線を最後に廃車。1974年弘南入りした、由緒ある車輌。
1988年3月
平賀
クハ17形クハ1700
1932年日本車輌製
元国鉄サハ17210、1971年弘南入り。1984年黒石側に運転台が取り付けられサハからクハになった。
1988年3月
黒石付近
キハ22形キハ2210
1961年新潟鉄鋼所製
国鉄払い下げキハ22128
1987年10月
津軽尾上−田舎館間 モハ3602+クハ3773
モハ3600形モハ3602、1927年日本車輌製
元国鉄モハ30036、払い下げ東急デハ3602,1979年弘南入線。
クハ3770形クハ3773、1936年大井工場製
元国鉄クハ65027、東急クハ3773、1980年弘南線入線。
1987年10月
津軽尾上−田舎館間 モハ3607+クハ2025
モハ3600形モハ3607、1927年川崎車輌製
元国鉄モハ30108、払い下げ東急デハ3607,1980年弘南入線。
クハ20形クハ2025、1930年日本車輌製
これは元阪和電鉄モヨ104、国鉄買収によりクモハ20052、その後松尾鉱業に譲渡されクモハ201、1971年弘南線入線モハ2025、1978年電装解除によりクハとなった。
1987年10月
津軽尾上−田舎館間  モハ3608+クハ2026
モハ3600形モハ3608、1928年日本車輌製
元国鉄モハ30175、払い下げ東急デハ3608,1980年弘南入線。
クハ20形クハ2026、1930年日本車輌製
これも元阪和電鉄モヨ106、国鉄買収によりクモハ20054、その後松尾鉱業に譲渡されクモハ202、1971年弘南線入線モハ2025、1978年電装解除によりクハとなった。。
1987年10月
新里−館田間  モハ3612+クハ3780
モハ3600形モハ3612、1949年汽車会社製
元国鉄モハ30037、払い下げ東急デハ3617,1975年弘南入線。
クハ3770形クハ3780、1951年新日国工業製
これは元国鉄サロ45011、サハ78032、東急クハ3780、1976年弘南入線。
1988年3月
黒石付近  モハ3616+クハ3777
モハ3600形モハ3616、1952年日本車輌製
国鉄時代不明、払い下げ東急デハ3616,1975年弘南入線。
クハ3770形クハ3777、1950年日本車輌製
元国鉄ナハフ24071、東急クハ3777、1976年弘南入線。
1988年3月
黒石付近
モハ3607+クハ3773+クハ3672
いずれも元国鉄車両、戦災車を東急に払い下げ復旧、その後弘南入り。
1988年3月
黒石付近



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