筑波鉄道

 筑波鉄道は常磐線土浦と水戸線岩瀬の40.1kmを結んでいた非電化の私鉄である。当初は土浦−下館間で計画されたがすぐに土浦−岩瀬間に変更され開通した。

 明治43(1910)年、土浦−岩瀬間の鉄道敷設を申請、大正2(1913)年には路線計画は土浦−岩瀬間に変更され、翌大正3年に筑波鉄道が設立された。

 路線は、霞ヶ浦のほとりの土浦から筑波山の麓を走り水戸線岩瀬へいたる。筑波山は古くから霊峰として知られ男体山(871m)、女体山(877m)からなる。その裾野には筑波研究学園都市が形成され、現在ではつくば市となっている。筑波駅を出ると線路は筑波山の裏側に回り、石材加工で知られる真壁を過ぎ、岩瀬にいたる。なお平成17年真壁町と岩瀬町は大和村と合併し桜川市となっている。

  大正3(1914)年 筑波鉄道設立
  大正7(1918)年 土浦−岩瀬間全線開通
  昭和20(1945)年 常総鉄道と合併、常総筑波鉄道となる
  昭和40(1965)年 鹿島参宮鉄道と合併、関東鉄道となる
  昭和54(1949)年 関東鉄道が3社に分割、筑波鉄道となる
  昭和62(1987)年3月 廃止

 廃止のちょうど30日前、3月1日に撮影に行った。その日1日で出会ったファンはたった1人。筑波鉄道最後の日は日本国有鉄道最後の日と同じであった。

1987年3月1日撮影
使用カメラ ミノルタXD
フィルム  コダクローム64



常陸小田
小田城の遺構に作られた駅。
常陸北条−筑波間
筑波山が一番すっきり見える区間。
筑波−上大島間
筑波駅近くの道路橋から。
上大島
桜のきれいな駅。このときは3月1日だったのでまだつぼみは堅かった。
紫尾
古き良き時代の鉄道の面影が残る構内。
雨引−岩瀬間
雨引は雨引観音(雨引山楽法寺)のある駅。筑波山の裏側になる。
雨引−岩瀬間
途中に大きな木がある。線路際でのんびり列車を待つ。
常陸北条−筑波間
午後になり天候が崩れ強風が吹き荒れる。コダクロームでは露出がないのでトライXに変えて撮影。


もくじへ
ギャラリー弐番館トップへ
RAILギャラリートップへ


inserted by FC2 system